第21回関東ブロック自然保護交流集会
【場所】埼玉県長瀞荘
【参加者】参加者1都7県12名、主催者側16名 、合計28名
【主管】埼玉県連盟自然保護委員会
【日時】2011年10月15日(土) -16(日)
【記念講演】「秩父の自然と武甲山」埼玉県生態系保護協会秩父支部長 野口あきのり氏
第21回関東ブロック自然保護交流集会は秩父鉄道上長瀞駅下車徒歩3分、長瀞峡で知られる観光名所の長瀞荘セミナー室で開催された。このあたりは荒川の中流に位置する景勝地で、年間200万人以上の観光客が訪れる埼玉県屈指の観光名所であり、1月の蝋梅(ろうばい)に始まり、梅や桜、夏は船玉まつり、秋は紅葉と、四季を通じて沢山の人々で賑わっている。
埼玉県連盟主管で午後1時開催された。武笠埼玉県連理事長挨拶、浦添全国自然保護委員長挨拶の後、埼玉アルペンクラブ野口先生から秩父の歴史、風俗、植物、地誌まで多岐に渡る解説がおこなわれた。
10月は例年行事の重なる忙しい時期であるが、関東1都6県と山梨が全て集合し、賑やかな自然保護交流がおこなわれた。15:00からの地方連盟報告会では、茨城、神奈川、群馬、千葉、東京、栃木、山梨、埼玉の順で報告が行われた。各県連からはクリーンハイクと震災関連の報告が多く寄せられた。
山梨県連からは、リニア中央新幹線整備計画の問題についての報告があった。静岡県が世界遺産の指定を目指している南アルプスの核心部である塩見岳を貫通するもので、自然環境と自然景観の破壊が懸念されるものである。
東京都連盟は、年間スケジュール表にしたがい活動内容を紹介した。自然保護憲章に沿った、身近なテーマを見つけての活動報告である。トトロ財団にも会員登録をしており、トトロの田んぼの1年の行事も紹介した。過去4年にわたり高尾山トンネル計画路の上、稲荷山登山道 で行っているNO2測定調査報告は、圏央道の利便性を環境保全とともに考え、人間の経済活動を止めずどこまで自然と共有できるかを問うものであった。
交流会アトラクションの夕べでは地元秩父囃子保存会が伝統衣装で 演奏をもてなしてくれた。翌日のオプションハイクは武甲山が選ばれた。秩父アルペンクラブ小暮ガイドの引率で生川登山口一の鳥居から頂上 までの往復である。
武甲山の成り立ちと、信仰、石灰岩植物の自然生態系などの解説を聞きながらの楽しいハイキングである。一面の杉植林の 急登をのぼりつめた頂上付近で景色は一変した。自然林に囲まれ、やや紅葉には早い晴れ渡った秋の秩父路は穏やかであった。
今回は活動報告のなかに 東日本大震災支援活動の話題が多く取り込まれた。放射能測定もおこなわれた。被災地東北の人々が、もとの穏やかな日々を取り戻すことを祈り報告とするものである。
都連盟自然保護委員会 |