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沢登りの自然保護 PDF 印刷 Eメール
2011年 8月 09日(火曜日) 10:34

【日時】2011年7月23日(土)
【場所】奥多摩御岳沢
【加者】参加者3会 4名
【主催】都連盟自然保護委員会

sh20110804-01都連盟自然保護委員会は、山岳での自然環境保全のための様々な取り組みを行っている。今年から沢をテーマとした活動を加えることとした。

美しい渓流を残してゆこうとするこころみはいろいろな団体で行われているが、都連盟自然保護委員会も2年前、渓流保護ネットワーク代表田口康夫氏を招き、第9回セミナーを開催し、砂防ダムが魚類の生息環境に大きく悪影響を及ぼしている実態を学んだ。

今回調査に入った御岳沢でも昭和41年の高度成長時代に作られた砂防ダムがいくつか見られた。

実際に沢を遡上してゆくとわかるが、林業育成と林道を守るために建設され、外来材の流入で今では放置されたヒノキ林と使われなくなった林道が往時の巨大な公共投資の夢のまた夢として静かに眠っている。

 


 

sh20110804-02流れの連続性を遮断し美渓や連続した淵、落ち込み、瀬などを埋め渓流形態の生物多様性を失わせる渓流環境破壊については、都連盟自然保護ホームページに掲載されている2009年5月17(日)実施の第9回都連盟自然保護講座を参照されたい。

さて、養沢鍾乳洞入口から七代の滝を目指して遡上しながらしばらくは奥多摩の渓流歩きを楽しむことにする。

大型台風の余波で水量はやや多めであるが、膝上になることはない。林道が沢に沿って進みかなり上の方まで続いている。時折沢への渡し道がついている。

6月5日のクリーンハイクを実施したコースでもあるが、林道の所々にペットボトルや空き缶の類がかたまって捨てられている。沢の中にも流れ着いたペットボトルが散見される。

 

sh20110804-03約2時間で七代の滝に到着。静かな沢がここから軽装のハイカーたちで満員状態となる。山ガールも多い。ケーブルで来て ここまでやって来た人たちのようだ。

ここは東京でも珍しい寒帯林の分布地域で、別名奥多摩の奥入瀬と呼ばれている。一面苔むした 渓流遡上を東京で味わえるのもうれしい。

滝上のロックガーデンを少し登ったところで、水質検査と岩陰に潜む昆虫採取を行う。 COD,アンモニウム態窒素、硝酸態窒素、燐酸態燐、の順で測定を開始した。

夏の一日をたっぷりと沢遊びをして、再びもと来たコースを引き返し15:00最初の場所にもどった。

多くの人々が奥多摩の美しい自然と渓流を守ってゆくことを願いつつ養沢鍾乳洞をあとにした。

 

沢登りの自然保護PDF板

都連盟自然保護委員会

 

検査項目 標準値(ppm) 実測地

結果

COD(化学的酸素要求量 1.0~2.0 4.0 やや多い
アンモニウム態窒素 0~0.2 0.2 標準値上限
亜硝酸態窒素 1.0~2.0 2.0 標準値上限
亜リン酸態リン 0~0.05 0.02 標準

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