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【場 所】労山東京事務所 【参 加者】参加者7会 26名、一般参加6名 、合計32名 【主 催】東京都勤労者山岳連盟 【日 時】2011年5月14日(土)
自然保護委員会主催の第12回都連盟自然保護セミナーは、北海道から今野平支郎自然保護委員長を招き、日高アポイ、札幌近郊、大雪山などの美しい北海道の高山植物についてお話しいただいた。
後半は、少し重たいテーマ、日本自然保護運動史に足跡を残す日高横断道路差し止めとその総括について語っていただいた。午後1時丁度に開始。
最初は、昨年開催されたCOP10名古屋で、自然保護委員会が収録した15分の短編映画2本を上映した。
生物多様性の象徴として今注目されている田んぼをテーマにした題材で、タイトルは「コウノトリを呼び戻す生き物育む田んぼ作り」と「田んぼは未来を救うヒーローだ」の2本。
福井県からの発表で放棄された水田を復活させ、やがてコウノトリがえさを求めてやって来るまでの活動を描いたものである。子供たちの生き生きした表情は客席からの拍手を誘った。
さて、今野氏は労山自然保護憲章制定委員の一人で、登山道の整備をはじめ、特に北海道に特化した独自の憲章の策定に力を注がれている。2006年に全国連盟が「労山自然保護憲章」を制定した際、「自然保護の問題は、地域文化や自然の状況、利用者の実態によって異なる。
従って、この憲章を活かすには地方連盟や山域ごとに、憲章の精神を生かした『行動指針』を定めて取組む必要がある」との制定委員会から呼びかけがあった。
これをうけ、道央地区労山として「北海道に適した憲章を作成しよう」ということで構想が練られてきた。「北海道の雄大で美しい山岳自然は汚さず未来へ引き継ごう」とい目的を柱に「山を汚さずに負担をかけない」登山者の責任、さらに「開発による破壊」を止める政府交渉というものである。
運動の基本精神は、あらゆる立場の人たちが、それぞれの責任で、協力して自然を守ろうとするもので、日高運動史に色濃い影響を受けた。18年間で540億円使用し、完成までにあと980億円の費用と40年の年月が必要というところで公共事業は中止となった。
推進運動が活発な中での中止は、様々な要因があげられるが、反対運動の盛り上がりと署名運動に労山の果たした役割は大きかったという。
本資料は労山事務所3階図書室の自然保護コーナー納められているので、さらに深堀りして調べたい方は閲覧されたい。会場出席者のうち2割の人たちが一般会員としての参加者であった。
女性を含むこれらの若い人々が個人会員感覚で労山の自然保護活動に集まっていただけたのは嬉しいことであった。
都連盟自然保護委員会 |