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【場 所】埼玉県狭山地区:早稲田大学所沢キャンパスB地区
【日 時】2011年1月22(土)天候晴
【協賛】都連盟自然保護委員会
【参 加者】33名:都連盟4会8名:一般25名
都連盟自然保護委員会はトトロの森ふるさと財団に加盟し、埼玉県狭山地区里山のナショナルトラスト運動に参加している。
隣接した、狭山湖の北に広がる広大な早稲田キャンパスでは、人間科学部のメンバーが里山保存のあらゆる活動を一般に開放し無料公開講座をおこなっている。
今回は、湿地保全の年間スケジュール講座のなかで 野鳥観察学習会に参加した。
敷地内は、鳥や植物、動物にとっての、いろんなすみかやえさ場がコンパクトにまとまった里山を構築している。
「生物多様性」とは、あらゆる生物種の多さと、それらによって成り立っている生態系の豊かさやバランスが保たれている状態をいうが、野鳥 も豊かな里山には大きな関わりをもっている。
通称B地区と呼ばれるこのエリアは植や動物にとっての、すみかの種類が豊富で、いきものの 種類も多く手が入れられている。
机上講習では中松講師より、野鳥観察のポイントと鳥の習性、季節、場所による分布など基本的な知識の解説 がおこなわれた。
この地区では、1983年から観察がおこなわれ、いままで108種類の鳥類が観察されている。これはミシュラン三つ星に輝く高尾山の生息数と等しい。
ちなみに高尾の鳥類数は全英国の数と同じである。このような生物多様性に恵まれた日本には、留鳥とよばれる1年中いる鳥と、季節ごとに現れるものがある。
また場所によりその種類も様々で、林内で見られる鳥、草地林縁、水辺、そして上空に悠然と旋回するオオタカを頂点とする猛禽類 などがある。
中松講師のワンポイントレッスンは次のとおりである。
鳥の見つけ方:まず肉眼で見渡し、音から位置を確認する。視線はそのままで、手元を見ず双眼鏡に目を当てる。慣れてきたら特長、サイズ、鳴き声で種類を見分ける。
地鳴きとよばれる一年を通して鳴く鳴き方。警戒時や仲間をよぶときに出す声などがわかってくる。さえずりとよばれる、春から夏にかけての繁殖期に、メスを惹きつけたり、なわばりを主張するものがある。
オリエンテーションのあと、いよいよ野外観察が開始された。双眼鏡は予め、左目だけでピントリングを合わせ、同じもの を右目だけで回し視度調節し最後に両眼でレンズの角度をあわせる。この日も雑木林をぬけ、湿地をとおりヨシの茅戸を移動しながら様々な観察を楽しんだ。
モズ、ツグミ、コゲラ、ヤマガラ、キジバト、カワラビバ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、など16種類の鳥類を観察することができた。
圧巻はオオタカとの遭遇であった。里山の森の一角に白っぽい胴体、黒い羽で悠然と鎮座している孤高なすがたは、さすが森の盟主たらしめるものがある。
山岳自然は多種多様なかたちで人々を魅了するものだがこのあたりで、鳥たちと会話をしながら山岳自然への親しみを深めるのも楽しいのではないだろうか。
早稲田大学自然環境調査室
都連盟自然保護委員会 |