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【場所】労山事務所1階
【日時】2010年5月23 (日) 【参加者】 20会、46名
【主催】都連盟自然保護委員会
第11回都連盟自然保護セミナーは5月23日(日)労山事務所で開催された。
神村和子全国自然保護理事の司会で13:30から始まり、山岳映画、次に都連盟より生物多様性と鳥獣目撃情報システムの解説、そして本日のメインテーマ花村哲也講師による「四季の里山の花々と自然保護」と続いた。
参加者は20会46名。埼玉、神奈川からも出席され自然保護に対する関心の高さをうかがわせた。
1984年、現在の労山の一つが北部連盟と称していたころ、ブータンの未踏峰ナムシラを目指し、自力で山行計画を立て、大使館や関係の人々と交渉し苦労の末18名全員が登頂に成功した記録映画は圧巻である。
労山が若かったころをしみじみと懐かしむ観客の目には、25年の歳月を経て鮮明度の落ちた画像は気にならなかった。
続いて都連盟自然保護委員会から、新しくなったホームページの画面に沿った活動の解説があり、今年のテーマである生物多様性と里山の自然にスポットをあてた報告を、身近な東京都下東久留米の落合川湧水をとりあげ短編映画をまじえておこなった。
労山自然保護委員会は、山岳6団体の自然保護代表者と定期的な会合をもち、自然保護の様々な分野について議論をおこなっている。
今最も力をいれているのは「山の野生鳥獣目撃レポート」で、この活動は6団体(日本山岳会、日本山岳協会、Hat-J,東京都山岳連盟、山のECHO、労山)で「山岳団体自然環境連絡会」を4月に発足させ、中心的活動として位置付けている。
環境省生物多様性センターの後援も得ることができた。広く登山者に呼びかけて、山で目撃した野生鳥獣(シカ、カモシカ、ライチョウ、クマ等)の情報をメール、携帯なでで寄せてもらい、5年間の蓄積をして保護の管理を行う政府機関にデータの提供するものである。
このシステムの稼動により、山岳地帯の野生鳥獣の生息分布と時系列的推移、希少動物や有害鳥獣の消長が明らかになる。
5月の例会では、4万部の三つ折冊子の印刷最終校正が打ち合わされ、6月の夏山シーズンに向け主要な山小屋、自然保護機関へ配られることになっている。

今回のセミナーではヤマレコを応援する一般若手メンバーの参加を得て、労山の枠を超えた幅広い人々との協業が可能になった。小休憩の後、本日のメインテーマ花村哲也講師による「四季の里山の花々と自然保護」の講演がおこなわれた。
今年3月まで、活動の拠点であった岡山の自然と山を、里山の花々にスポットをあて、草木100選、花10名座にまとめわかりやすい説明をプロジェクターにより進められた。
販売コーナーに置かれた本書はほぼ完売の盛況ぶりであった。登山道に咲く花や、木々の緑を見て、自然の豊かさを感じ、もっと知識を得る本がほしいいというのがこの著者の出版の動機であるという。
1時間の説明では到底説明しきれない内容であったが、さらに30分の質疑応答で花の名前、観察の仕方、など具体的なやりとりがあり解説者と受講者の距離が縮まった。
交流会では元井事務局長の絶妙な司会さばきでさらに盛り上がりと楽しい自然保護の夕べを満喫した。
6/12予定の生物多様性水と緑と里山シリーズ「東久留米、落合川自然観察ウォーク」は早速幾人からの申し込みを戴いたことを付け加え本セミナーの報告とするものである。
第11回自然保護セミナー(PDF版 101Kb)
ヤマレコ
都連盟自然保護委員会 |